ウェディングケーキにはどんな種類がある？選び方やデザインの決め方も紹介

ケーキ入刀は結婚式で欠かせない演出。ゲストの注目が集まるので、ウェディングケーキにはこだわりたいですよね。どんな種類があるのか知って、自分たちらしいデザインをオーダーしましょう。

ウェディングケーキの由来

結婚式を挙げるからには絶対にやりたいケーキカット。今や定番の演出となっていますが、ウェディングケーキにはどんな意味が込められているのでしょうか。

ウエディングケーキの由来は諸説ありますが、古代ローマ時代に原型が存在していたようです。その頃のウエディングケーキはパンやビスケットのようなものでした。一部を新郎が食べ、残りを花嫁の頭に振りかけることで、子宝や繁栄を願ったと言われています。

パンやビスケットのかけらには幸福が宿るとされ、ゲストに振る舞ったとも伝えられています。「幸せのおすそわけ」という考え方は、現代のウェディングケーキと同じですね。

定番のウェディングケーキの種類

ウェディングケーキにはどんな種類があるのか知っていますか？
作りによって大きく4つに分類されます。それぞれの特徴をイメージ画像と一緒に見てみましょう。

フレッシュケーキ

結婚式では最もポピュラーなケーキ。生ケーキとも呼ばれます。
スポンジケーキに生クリームを塗り、フルーツで飾りつけをします。味のバリエーションが豊富で、季節の素材を取り入れることもできます。

ケーキ入刀の後に切り分けて、参加しているゲストに食べてもらいます。みんなで幸せを分け合えるのは嬉しいですね。

イミテーションケーキ

ナイフを入れる部分だけが本物で、それ以外は作りもののケーキ。食べられる部分は少ないですが、アレンジの幅が広いのがメリットです。

何段も重ねて高さを出したり、たくさんの飾りをつけたり、見た目を重視したい人におすすめなのがこのタイプ。フレッシュケーキでは叶えられないデザインができて、写真映えするのも嬉しいですね。最近は作りものと気づかれないようなイミテーションケーキも増えています。

比較的費用を安く抑えられるので、ほかの演出も妥協したくない新郎新婦にぴったりです。

クロカンブッシュ

小さなシュークリームを積み上げて、ツリーのような形に積み上げたもの。表面はカラメルや飴でコーティングされています。ポップな見た目が可愛らしいですね。

フランスの伝統的なウェディングケーキで、「シュー」はフランス語で「キャベツ」を表します。
欧米では「赤ちゃんはキャベツ畑から生まれてくる」という言い伝えがあり、子孫繁栄の願いを込めてシューを高く積んだのが始まりなのだそうです。

また、たくさんのシューは、祝福してくれるゲストを表しているという説もあります。
こんなエピソードを伝えれば、ゲストもさらに喜んでくれるでしょう。

シュガーケーキ

イギリスの伝統的な3段重ねのウェディングケーキのこと。ドライフルーツが入った生地の表面をシュガーでコーティングしています。このケーキは、長期間保存できるのが特徴です。

なぜそうなっているのかというと、3段それぞれに次のような意味があるのです。

その場にいない人や将来の子どものことまで考えられているなんて素敵ですよね。

中身をスポンジにしてしまうと、実際には何年も経ってから食べることはできません。長期間保存したい人は、中身をダミーにして外側のみシュガーで作るとよいでしょう。シュガーだけなら、湿気や温度に気をつければかなり長く保存できますよ。

ウェディングケーキの選び方

4種類それぞれ魅力があり、どれにしようか迷ってしまいますよね。
味・見た目・エピソードのどれを重視したいですか？
味が一番ならフレッシュケーキ、見た目にこだわるならイミテーションケーキ、エピソードを大事にしたいならクロカンブッシュやシュガーケーキがおすすめです。

ふたりの意向やゲストの好みを考えながら選んでみましょう。

デザインを決めるポイント

種類が決まったら、次はお楽しみのデザイン。どんなふうに考えていけばいいのか、ポイントを紹介します。

形やサイズを決める

スクエア・ラウンド・ハートなど、ウェディングケーキの形はさまざま。自分たちの希望に合ったものを選びましょう。

サイズはゲスト数や会場の大きさに合わせて決めます。シンプルにしたいなら1段、ゴージャスに見せたいなら3段というふうに、段数も考えましょう。

結婚式のテイストに合わせる

ウェディングケーキを考えるころには、結婚式のテイストが決まっているはずです。「ガーデンウェディングならナチュラルに」「豪華な披露宴会場ならラグジュアリーに」といった感じで、会場にふさわしいデザインを選びましょう。

雑誌や結婚情報サイトでケーキの写真をチェックし、お気に入りをピックアップしておくとアイディアがまとまりやすくなりますよ。

個性派ケーキもOK

定番のデザインではなく、個性的なデザインにするカップルもいます。例えば、ふたりの共通の趣味に関するモチーフも面白いですね。思い出の場所の特産品を使ったケーキも素敵。

型にとらわれることなく、自由な発想で作れるのもウェディングケーキの魅力です。ケーキカットがより印象的なシーンになることでしょう。

費用を確認して調整

希望のデザインを伝えると見積もりを出してもらえるはずです。結婚式はいろいろなところで出費が必要になるので、ケーキにかけられる予算も限られてきますよね。調整が必要な場合は、デコレーションや段数を減らすなど、少し工夫をしましょう。

派手なデザインを希望していたけど予算オーバー…というときは、ケーキトッパーを使うのも◎文字をかたどったものや二人をイメージした人形などさまざまなトッパーがあります。高さとボリュームを簡単に出せて華やかに見えますよ。

ケーキに合わせて周りのアイテムもコーディネート

どんなウェディングケーキにするかイメージは湧いてきましたか？当日のゲストの反応が楽しみですね！

オリジナルのケーキが引き立つように、会場に飾るアイテムも雰囲気に合わせてコーディネートしましょう。

テーブルに置くメニュー表はとくに重視したいもの。自分たちで簡単に作れる手作りキットもありますよ。本格的なペーパーアイテムをお手頃価格でそろえましょう。

入り口からゲストをおもてなしするウェルカムボードも忘れずに。アンティーク調のコッパースタンドを取り入れると一気におしゃれ度がアップ！

こだわりのケーキとおしゃれなアイテムで素敵な結婚式が実現しますように！

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